気分循環性障害の廻るめく日々

憂うつと高揚の間を急な落下と上昇を繰り返す感情のジェットコースターの日々 対処方法と日記

【気分循環性障害・悩み】自分のニュートラルな状態が分からない

双極性障害の中でも、

「気分循環性障害」は、うつも躁も比較的軽く、

どちらでもない状態である時がほとんどない、と、

先日読んだ『新版 双極性障害のことがよくわかる本』

にも書かれていたが、

今までの自分の経験に照らし合わせてみると、

本当にその通りだと実感する。

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「このくらいの気分の高さが、自分のニュートラルだ」と感じる点と、

医師から見たニュートラルの高さが違っていて、

「あなたが、自分では低めだと思うところがちょうどいいんですよ」と

何度も言われた。

でも、意欲・気分・思考が低めなところが、自分のあるべき気分の高さで、

それが、ずっと続くのがいい、と言われると、

ちょっと待ってくれ、と言いたくなる。

 

だって、それでは、

自分ではちっとも楽しい気分で毎日を生きていけてないじゃないか。

「元気が出たな、楽しいな」と思えるくらいのエネルギーと気分の高さで、

毎日を過ごしたいと思うじゃないか。

 

完全なうつ状態の時は、

起き上がれなかったし、よく泣いていたし、

心身ともに疲れ切っていた。

 

今年は、春から夏くらいまでは、

割と元気で、よく人にもこちらから会いに行ったりしていた。

でも、夏を越すと、

まず、身体がずしーんとしんどくなって、

人に会いに行ったり、

自分から仕事を求めたりすることが出来なくなった。

気分は、うつ病のように落ち込んではいなかったが、

9月、10月、11月と何か月か経つと、

やはり、少しずつ思考が悲観的になっていった。

こういう時は、生活のリズムを整えて、

「形から入る」ことで、

気分が持ち上がって来ると、経験上分かっていたが、

自分をコントロールするエネルギーさえなかった。

これは、けっこう落ちている証拠だ。

12月になって、このままではまずいから、

少し客観的になる手段として、

ブログを書き始めてみた。

 

今は、11月よりは、少しは活動的になったが、

仕事のことは、まだ考えられない。

 

躁鬱の波を繰り返すたびに、

だんだんと自分の中のエネルギーが枯渇して行くようだ。

躁転しても、一番エネルギーが高かった時に比べると、

そこまで、高くはならない。

低い方も、どん底が-100だとすると、

-30~50を行ったり来たりしている。

でも、去年の今頃、2年前、3年前に比べると、

どんどん、出来ることが減っているように思える。

坂を下りながら、気分が上下しているイメージだ。

 

なので、自分では、元気な時なら、100のことが出来ると思っても、

坂自体を下っているので、

実は、70がマックスだったりするのだ。

その中で、自分が「ちょうどいい」と感じる点を探るのは、

難しい。

いつも、いつも、自分の状態に気を配っていなければならず、

客観的に見るエネルギーがない時は、

本当に難しい。

 

特に、下がっている時は自覚できるが、

上がっている時は、

「いい感じ」で上がっているのか、

「他人から見ると、テンション高過ぎな人」になっているのか、

見極めるのは難しい。

 

元気な時は、仕事でも余計なひと言が多くなったりするので、

次は、気を付けようと思うと、

今度は人と関わるのが億劫になる。

 

「暴れ馬を乗りこなせ」と最初の主治医に言われたが、

ロデオのような暴れ馬で、

自信を持って「乗りこなせた!」と言えるのは、

いつになることだろう。