気分循環性障害の廻るめく日々

憂うつと高揚の間を急な落下と上昇を繰り返す感情のジェットコースターの日々 対処方法と日記

抗うつ薬はいらない、気分循環性障害には。まさか自分に起こると思わなかった事件

最初に心療内科にかかったのは、

もう、誰の目から見てもうつ病」と分かるくらいの激うつ状態の時だった。

その時は、抗うつ薬眠剤抗不安剤を処方されていた。

引っ越しがあったこともあって、

今まで4人の医師にかかっているが、

最初の先生は、経過を見て、

「気分変調症」と診断を下した。

 

次の先生は、なるべく薬を辞める方向で、考えてくれる人だった。

その時期は、比較的のんびり過ごしたこともあって、

先生の考え方に、自分の生活を合せて行けていた。

 

ところが・・・・

 

その後に、引っ越して、仕事も忙しくなり、親が病気になり、

なんだかんだで、またも通院生活に戻ることになってしまった。

3人目の医師にかかることになったのだけど・・・

 

抗うつ薬抗不安剤眠剤と、どんどん薬が変わったり、増えて行ったりした。

こっちも、それでも気分は持ち上がらないので、

言われるままに、色々と試してみていた。

(環境が変わらないのだから、そもそも薬だけで、治らないのだけど)

時々、週刊誌などで、向精神薬のデタラメな処方の記事が出ているけど、

ちらっと立ち読みして、

「こんな酷い処方が現実にあるのかね???」と、

他人ごとだと思っていた。

 

まあ、そうしたら、ある時、もう激うつ、激うつ、激うつで、

希死念慮が酷くなり、

そのまま、手持ちの薬を全部飲み込んでしまった。

いわゆるODってやつですね。

 

詳しくは書かないけど、身内が一緒に病院に行ってくれて、

血液検査は必要ないないか、とか、

色々聞いてくれてたけど、

その時の医師の対応が、とても不誠実に感じられて、

何より、身内がひどく怒って、

別の病院に変えるよう、病院を探してくれた。

 

その時以来、ちょっと離れた総合病院に通っている。

 

今、考えると、落ち込んでいるようで、

買い物をガンガンしたり、

忙しくしていても、なんとかテンションで乗り切れたり、

躁状態の時期もあったと思う。

それを、3人目の医師は、全然、観察してくれてなかった。

 

総合病院に行った初診の日に、

今の主治医は、速攻で、抗うつ薬を切って

デパケン眠剤に処方を変えてくれた。

 

現在は、「気分循環性障害」

 

MSDマニュアル でも、「抗うつ薬は、急激な気分の転換(急速交代型)を引き起こす可能性があるため、うつ状態が重度で長く続いている場合を除いて使用されません。」

と書いてあるように、

抗うつ薬の使用を推奨しないのが、一般的なようだ。

 

こういう風に書いてあるけど、ほんと?と思う人もいるかも。

でも、本当にあった怖い話なんですよ。